首の痛み・首コリ
病院へ行った方がいいですか?
→3日以上痛みが続く、発熱を伴う、手足がしびれる、力が入りにくくなったなどの場合には一度病院へ行ってみて下さい。
枕の高さは関係ありますか?
→首の痛みがある場合、枕の高さによって影響を受けることがよくあります。
高いほうがいい、あるいは低いほうがいいという一定の決まりはありません。日頃から自分で楽だと思う高さが、正しい高さです。
頭痛や吐き気も首コリが原因ですか?
→頭痛や吐き気は、首コリ、肩やうなじのコリが原因で出現することがあります。首のコリがひどいときに頭痛や吐き気の症状も一緒にひどくなるのであれば、首コリが原因の可能性が高いです。
ストレッチはした方がいいですか?
→首への負担を減らすためには、首より下の背中や腰のストレッチや体操を行うことが良いです。これは胸椎や腰椎を柔らかくすることで、その上の頸椎への負担を少なくすることができるからです。
姿勢は関係ありますか?
→頭部が前に突き出したような姿勢を続けてしまうと、それを微調整するために首の筋肉がずっと過度に緊張することになります。そこから発生する首コリも考えられます。
首の痛み・首コリに対する当院の考え
首の痛みや首コリに関する当院の考え方は、主に「筋肉性の要因」と「骨格由来の要因」に大別されます。
筋肉性の要因は、筋肉が収縮したままであったり、筋肉が過度に使われて硬くなったり、外傷によって損傷している状態です。
一方で、骨格由来の要因は基本的には筋肉の損傷が主ですが、骨格が歪んで筋肉の走行ラインを妨げ、筋肉に負担をかけてしまいます。
この場合、筋肉そのものの緩和や施術だけでは一時的な効果しか得られません。大本である骨格の歪みの施術が必要になります。
また、首そのものが問題でなく、肩甲骨や腕の筋肉(上腕二頭筋)から生じる首の痛みやコリも考えられます。
首の痛み・首コリ はなぜ起こるのか?
そもそもの首のコリは、筋肉が縮んでかたくなったり、こわばったりした状態になることを指します。
具体的には、長時間同じ姿勢でパソコンに向かったり、スマートフォンやタブレットを使用して目を酷使したりすることで、首の後ろ側の筋肉が緊張し、さらに血行障害が生じ、筋肉が疲れてこわばり首コリになることがあります。
頭の重さは体重の約8~10%と言われており、日常的にその1割近い重さを支えるため、首と肩には負担がかかっています。この負担が長時間続くと、首周りの筋肉に老廃物が溜まり、それが神経を刺激して痛みなどの症状が表れることもあります。
首の痛み・首コリ を放っておくとどうなるのか?
首の痛みや首コリは、筋肉が硬まってしまい、血流が悪くなることにより引き起こされます。同時に、神経や血管が圧迫されることで、脳に十分な酸素や栄養が届かなくなり、それが強く症状を引き起こすことがあります。
これを放置すると「筋緊張性頭痛」と呼ばれる頭痛が発生し、手の痺れや耳鳴りなどの症状も引き起こす可能性があります。
筋緊張性頭痛は首コリから生じる頭痛で、締め付けられるような鈍い痛みが特徴です。首には目や耳に関係する神経が多く通っているため、神経や血管の圧迫により手や指の痺れ、耳鳴りが生じることもあります。
首の痛み・首コリ に効果的な当院の施術メニューは?
首の痛みや首コリに効果が期待できる当院の施術メニューをご紹介いたします。
まず一つ目は『鍼施術』です。
鍼を行うことで血流が良くなり、患部の治癒力を高めることができます。
二つ目は『肩甲骨はがし』です。
このメニューは肩甲骨の可動域を広げることで、首の痛みや首コリの軽減が期待できます。
三つ目は『猫背矯正』です。
その名の通り、猫背を矯正していく施術です。
四つ目は『全身骨格矯正』になります。
全身の骨格のバランスを整えることで首の痛みやコリの解消に繋げることができます。
上記に挙げた四つのメニューが、当院で提供している症状軽減メニューとなります。
お身体の不調を感じた際には、ぜひご利用いただければと思います。
その施術を受けるとどう楽になるのか?
続いて、上記の4つの施術メニューを受けることによって首の痛みや首コリがどのように軽減されるのかについてご紹介いたします。
まず、鍼施術に関しては手で行う指圧では届きにくい深さの筋肉を緩め、身体に侵入してきた鍼を排除しようとする血液の集まりが、痛みの出ている部分の修復効果を高めてくれます。
次に、肩甲骨はがし、猫背矯正、全身骨格矯正に関しては歪んでしまった骨格や凝り固まった筋肉にアプローチできます。これにより、筋肉の緊張を軽減し、筋肉の下を通る神経や血管の圧迫を取り除き、筋肉の正常な状態へと導き、首の痛みや首コリの軽減に繋げていきます。
首の痛み・首コリ を軽減するために必要な施術頻度は?
慢性の痛みやコリのほとんどは、一度の施術では軽減されません。それは、長時間かけて身体が歪んでしまっているためです。
歪んでしまった期間が長いほど、身体にクセがついてしまいます。その歪みを正常な位置に戻すためには、どうしても通院回数が必要になるのです。
患者様の症状によって通う頻度は異なりますが、大体3~4日に1度のペース、つまり週2回以上通うことが多いです。
このような通院頻度が必要な理由は、長期にわたり蓄積された歪みや緊張を少しずつ解消し、身体のバランスを整えていくためです。
継続的な施術によって患者様の症状が軽減され、快適な日常生活を取り戻すお手伝いができます。お身体の変化を実感いただくためにも、お時間をかけて通院いただくことが大切です。