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こんなお悩みはありませんか?

外反母趾イメージ

長時間歩いていると外反母趾が痛む
パンプスを履くと痛む
靴によって痛いときと痛くないときがある
指と指の間に物を挟んでいるときは楽
スポーツ中、外反母趾が痛む

このような症状のある方は外反母趾がかなり進行している可能性があります。

外反母趾は多くの方に見られますが、症状の進行度によっては早期に施術が必要な場合があります。さらに悪くなると接骨院での施術では行えないため、手術などをする必要もあります。

外反母趾で知っておくべきこと

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先天性のものと後天性のものがあります。

<先天性のもの>
外反母趾そのものが遺伝するのではなく、靴の影響を受けやすい足の形や骨格、指の関節の靭帯の柔らかさなどの体質が遺伝すると考えられています。そのため、母親や祖母が外反母趾の方は、ご自身も外反母趾になりやすい体質である可能性があります。

・足の形
足の指の中で親指が一番長い足の形の方は、靴で圧迫されやすく、外反母趾になりやすいとされています。

・関節の緩み
生まれつき関節が緩い方は、変形しやすく、外反母趾のリスクが高くなります。

<後天性のもの>
運動不足や加齢による筋力低下、肥満による負担の増大などによって足のアーチが弱くなり、「扁平足」になると足裏のバランスが崩れて外反母趾を引き起こしやすくなります。また、関節リウマチなどの病気の合併症としても発症することがあります。

外反母趾の最大の要因は、普段履いている靴と考えられています。先の尖った靴やハイヒールなどを日常的に履くと、親指に負担が集中し、外反母趾を引き起こす可能性があります。特に高いヒールは負担が大きく、4センチで約1.5倍、9センチで約3倍、ヒールのない靴よりも負担がかかるとされています。

症状の現れ方は?

外反母趾の症状の現れ方として、変形はゆっくりと進むのが特徴です。足のつま先からの圧力によって親指が徐々に人差し指の方向に傾き、時間をかけて変形し、腫れていきます。やがて、靴を履くときや歩くときに痛みが生じるようになります。特に、ハイヒールやパンプスのような幅の狭い靴を履くことが、主な要因と考えられています。

また、腫れて変形するという外見上の問題だけでなく、親指の付け根の皮膚が硬くなったり、親指の可動域が狭くなり動かしにくくなること、親指がしびれるなどの症状も挙げられます。他にも、人差し指の付け根の裏側が痛むことがあります。

その他の原因は?

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外反母趾の原因としては、生まれつき扁平足である場合や、母趾がほかの指よりも長い場合、また母趾の付け根の関節がレントゲンで丸い形をしている場合などが、外反母趾になりやすい足の形態と考えられています。その他にも、痛風や関節リウマチ、糖尿病などの疾患によっても外反母趾になるリスクが高いと言われています。

外反母趾には遺伝的な傾向が強いとされ、関節が不安定であったり関節が緩みやすかったりすることが外反母趾の原因となることがあります。多くの患者様に両親や祖父母の代に外反母趾の方がいたという報告もあります。

外反母趾を放置するとどうなる?

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外反母趾を放置すると、徐々に変形が進行し、突出がより顕著になります。それに伴い、痛みやしびれが増したり、足のアーチが崩れることで扁平足や開張足が悪化し、外反母趾の症状がさらに進行することもあります。

外反母趾は他の症状に比べても早期発見と早期の施術が重要な疾患ですので、少しでも痛みやしびれ、変形、違和感があれば、すぐに整骨院や病院に行くことが大切です。

また、痛みがないからと外反母趾を放置していると、関節の脱臼などを引き起こし、重症化して手術が必要になるケースも多くあります。ご自身で外反母趾かもしれないと感じたら、早めに専門機関に相談することをおすすめします。

当院の施術方法について

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外反母趾に対して、当院での施術方法としては、「足の極み」、「下肢の筋膜ストレッチ」、「全身または下半身骨格矯正」などが考えられます。

「足の極み」では、ふくらはぎから足先まで細かくアプローチを行うことで筋緊張の緩和とアライメントの調整が期待でき、外反母趾の軽減につながることがあります。

「筋膜ストレッチ」では、下肢全体の筋緊張を緩和する効果が期待されます。

「骨格矯正」では、筋緊張の緩和と下肢の広い範囲で骨格のアライメント調整を行うことができるため、外反母趾の軽減が期待できます。

さらに、施術方法として「鍼施術」や「EMS(電気施術)」も外反母趾によって生じる症状の軽減に効果が期待できると考えられます。

改善していく上でのポイント

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外反母趾を軽減していく上でのポイントは、手技や電気施術などで関節の間にアプローチすることが必要になります。しかし、ご自宅でのケアも非常に重要です。ご自宅でのケアができていない場合、症状の回復は難しくなることがあります。

また、ヒールや小さめの靴は外反母趾を悪化させるため、早めに少し大きめのスニーカーなどに変えることが望ましいです。体重が小指側にかかりやすい方は、歩き方の改善も必要になります。

これらの生活習慣や癖を改善することで、外反母趾の抑制や軽減が期待できます。決して簡単な施術ではありませんが、改善が全くしないということはありません。