不眠症Q&A
不眠症関連でよくある質問と回答①
Q 不眠症(睡眠恐怖症)とありますが、一般的に何時間以内の睡眠時間、眠りの熟睡度合い、寝つきの良さ、目覚めの良さなどからそのような病名がついてしまい日常の生活や生活習慣の改善が必要になってしまうのでしょうか?
A その人によって普段の睡眠時間が異なるため何時間以内から不眠症(睡眠恐怖症)と断言することは難しいです。
ですが、今から提示する4つの症状が1つでも当てはまれば不眠症(睡眠恐怖症)と断言してよろしいでしょう。
1.「入眠困難」布団に入ってから30分〜1時間以上眠りにつけない。
2.「中途覚醒」一度寝ても夜中に何度も起きてしまう。
3.「早朝覚醒」起きる予定の2時間以上前から起きてしまいなかなか寝付けない。
4.「熟睡障害」眠りが浅く熟睡感を得られない。
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q 眠りが浅くなってから、頭痛や肩こり、疲れが取れにくくなり困っています。自分なりに調べてみたのですが、自律神経の乱れも関係してるんでしょうか?自律神経のバランスを整えたり、症状を軽減させる為の施術などを教えてほしいです。
A 自律神経は内臓、血管、皮膚などの運動と、ホルモンや消化液等の分泌を支配する神経で、心拍数、体温、血管の収縮・拡張など、人に必要な体の調整を行っています。
自律神経は交感神経と副交感神経にわけられており、バランスが崩れる事により、頭痛や肩こり、疲れ取がとりにくいなど数多くの症状につながります。
当院の施術で自律神経のバランスを整えられる全調整鍼といわれるアプローチ方法があります。自律神経の乱れの原因をさぐり、ツボとなる箇所に鍼を使って施術を施していきます。
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q ここ数週間寝ていても目覚めがスッキリしなく、寝つきも悪くなっている気がしていて毎朝ベッドから起きるのが辛いです。病院に行ってみたところお医者さんから「睡眠障害だね」と言われ薬が出されました。自分では睡眠障害になるような心当たりは無いのですがどんな方が睡眠障害になるんでしょうか?
A 睡眠障害の原因についてはその方によって様々ですが、その原因によっては生活習慣を見直すだけで軽減されることもあれば、お医者さんによる施術が必要になってくるケースもあり対処法も様々です。
睡眠障害の主な原因はまず心理的ストレスがあげられます。仕事や家族、交友関係などで心理的にストレスを受けて発症する場合です。
次に身体的要因。身体の病気や症状などが原因で発症する場合です。痛みの強い外傷や強く長引く咳を伴う疾患、また痒みを伴う疾患等で不眠症を発症します。
次に薬学的要因。服用している薬やアルコール、またカフェインの過剰摂取等によって不眠症を発症してしまいます。
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q 不眠症は日常生活や生活環境だけでなる物なのでしょうか?
一般的に生活している人でもなってしまうのか、それとも生活習慣にプラスして何か違う出来事や行動で不眠症になってしまうのか何が原因になるのか教えて欲しいです。
A 普段の日常生活での不眠症も十分にあり得ます。理由としては日常生活でも身体を悪くする環境を作る要因が多い事にあります。
その一つとして携帯やパソコン、テレビなどの光があります。経験した事がある方も多いと思いますが、夜更かしをしていざ寝ようと思っても目が冴えてしまって全然寝れないという覚えがある方も多いでしょう。これは脳が朝と勘違いして覚醒している状態になります。このような状態が続くと脳が必死に起きようとして安眠の妨げになります。また、覚醒した状態では深い睡眠が取れず身体の疲れが抜けにくく結果身体が硬くなり、自律神経を乱すこともあるのです。
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q 1週間前から眠りが浅く、寝付けない日々が続いており、生活に支障をきたしてしまいます。そのため就寝前に毎日お酒を飲むことで睡眠に入りやすくなっているのですがこのような行為は行うべきではないのでしょうか?
A 一時的な軽減にはなる可能性はありますが、将来的なことを考えると危険な行為ですので今すぐやめるようにして下さい。
そのような良くない癖がついてしまうと身体もアルコールに対する耐性が出来てしまい、将来的なアルコール摂取量が増え、アルコールを処理してくれる肝臓の機能障害が起きてしまう可能性があります。
また、寝つきは良くなりますが浅い眠りが多くなってしまいレム睡眠が抑制されてしまいます。それによって夜目覚めることが多くなる「中途覚醒」の状態が続いてしまうことになります。